【医学の歴史】世界初の女性医師エリザベス・ブラックウェルが切り拓いた道

1月23日は、医学の歴史において非常に重要な記念日であることをご存知でしょうか。

今から177年前の1849年1月23日、アメリカのジュネーブ医科大学にて、エリザベス・ブラックウェルが同大学を卒業しました。これにより、正規の医学教育を受けた世界初の女性医師が誕生したのです。

幾多の困難を乗り越えた情熱

当時の社会では「女性が医師になる」ことは、およそ現実的ではないと考えられていました。彼女は10校以上の医学部から入学を拒絶され、ようやく入学を許可されたジュネーブ医科大学でも、当初は「男性学生たちの悪ふざけ(反対する者はいないかという問いに、冗談半分で全員が賛成したこと)」によって入学が決まったという逸話が残っています。

しかし、エリザベスは周囲の冷ややかな視線や偏見を、圧倒的な努力と実力で跳ね除けました。最終的には学年トップの成績(首席)で卒業し、医師としての道を切り拓いたのです。

                      出典:National Library of Medicine (Public Domain)

現代の医療に繋がる彼女の功績

卒業後、彼女はロンドンやニューヨークで研鑽を積み、1857年にはニューヨークに女性と子供のための病院を設立しました。彼女の活動は、単に「女性が医師になった」というだけでなく、医療現場における多様性や、公衆衛生の重要性を広める大きなきっかけとなりました。

今、私たちが当たり前のように女性医師による診療を受けられる背景には、177年前の今日、逆境に立ち向かった一人の女性の勇気と情熱があったのです。

当院の理念として

医学の歴史を振り返ると、先人たちが守り抜いてきた「命を救いたい」という純粋な情熱と、変化を恐れない勇気に改めて敬意を覚えます。

当院も、こうした先人たちの志を継承し、最新の知見を取り入れながらも、患者様一人ひとりと真摯に向き合う温かな医療を提供できるよう、日々精進してまいります。

お身体の不調や検査に関するご相談など、いつでもお気軽にご来院ください。

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