便潜血

便潜血は、大腸がんを早期発見するための大切な一歩です便潜血で「陽性」と出たら?                             
精密検査には「大腸内視鏡検査」をおすすめしますご自身の未来を守るために、ご相談ください

便潜血検査は、大腸がんを早期発見するための大切な一歩です

大腸がんの罹患率は40歳ごろから増え始めます。早期の大腸がんは自覚症状がほとんどないため、定期的な検査が非常に重要です。

便潜血検査で「陽性」と出たら?

便潜血検査は、便に混じった目に見えないわずかな血液を調べる検査です。 この検査で「陽性」となっても、必ずしも「がん」というわけではありません。多くの場合、硬便による微小な傷、痔や良性のポリープ、大腸炎が原因です。そのため、「陽性」と聞くと不安になるかもしれませんが、まずは落ち着いてください。

しかし、放置は絶対にしないでください。

陽性反応が出た方のおよそ3~4%に、精密検査で大腸がんが見つかっています。(出典:日消がん検診誌 2022;60:53‐89.)この数%の可能性を見逃さないためにも、精密検査を受けることが大切です。

精密検査には「大腸内視鏡検査」をおすすめします

当院では、便潜血検査で陽性だった方に大腸内視鏡検査をおすすめしています。

痛みに配慮した検査: 鎮静剤や炭酸ガスを使うことで、患者さんの苦痛に配慮し、安心して検査を受けていただけるよう努めています。
見逃しを防ぐ工夫: 特殊な色素を使うことで、病変をより見つけやすくし、見逃しを予防します。
その場でポリープを切除: 検査中にポリープが見つかった場合、その場で切除できるため、治療まで一度で済ませられる大きなメリットがあります。

ご自身の未来を守るために、ご相談ください

便潜血検査で陽性と診断された方はもちろん、大腸の健康に不安がある方も、ひとりで悩まずに、まずは一度ご相談ください。私たちは、患者さんの状態を丁寧に伺い、一人ひとりに合った最善の検査や治療法をご提案します。